【感想】NieR : Automata(ニーア・オートマタ)

NieR : Automata(ニーア・オートマタ)を一通りプレイしました。 

 

f:id:rDice:20190429164503j:plain

 

1) ストーリー

機械生命体とかいう奴らが宇宙からやって来て人類文明が壊滅し、生き残った少数の人間は月に逃げ延びてコロニー作ってるっていう設定です。人間たちは地球を奪還すべく戦闘用アンドロイド集団を組織して、軌道上の司令基地から地球へ放り投げて機械生命体と戦わせています。

アンドロイドである「2B」と「9S」は命令に従って機械生命体と戦っていくんですが、感情を持っているかのように動くロボットたちを殺していくことに葛藤を覚えるのと同時に司令部の動きにも徐々に疑惑を持ち始め……という流れ。

 

2) ゲームシステム

大きなポイントとしては以下の通り。

・戦闘システム:

スタイリッシュアクションですね。フィールド上に散らばっている敵を出会いがしらに殴りまくるという戦闘システムです。基本的には剣や槍などを用いた近接攻撃とポッドというアシストロボによる遠距離攻撃を主軸に戦うことになりますが、9S操作時は「ハッキング」を仕掛けることができ、ミニシューティングゲームのようなものをクリアすると敵に大ダメージを与えることができます。

・クエストシステム:

ストーリーはクエスト受注形式で進みます。メインクエストをがっつり進めていくこともできるし、寄り道してサブクエストを消化しながら進めていくのもありです。

 

あと、特徴としてオートセーブ機能がなく、フィールドに点在する「アクセスポイント」の付近でしかセーブができません。

 

3) グラフィック

砂に埋もれた集合住宅や風化して蔦が絡まったビル群。それとは対照的に植物は豊かに繁茂し、動物は生き生きと描かれています。なんかこう、虚無的な美しさがあります。

 

4) 音楽

フィールド上で流れるのは寂しい感じの曲が多いと思います。世界観とマッチしてて良いかと。ボス戦の音楽はテンション上がりますね。『結城優奈は勇者である』の曲に似てると思います。

 

5) 雑感

-ストーリーに関しては、正直あまり入り込めませんでした。感動できるほど2Bと9Sの関係が深いものだとは感じられませんでした。サブクエストそっちのけでメインのみ進めていたからかなと思います。もっと寄り道して2人の会話を聞く機会を増やせば愛着が湧いたかもしれません。

-キャラは皆立ってたように思います。特に「感情を持つことは禁止されている」とか言いながら自分自身は9Sのことを意識している2Bは……とてもよかった。

-音楽とグラフィックについては上記の通りです。フィールドを歩き回るだけでも文明崩壊後の虚しい雰囲気を味わえます。廃墟と化した都市の中を、2Bが論理ウイルスに侵されながら彷徨うシーンが印象に残っています。

-戦闘については、やり続けると飽きると思いますが爽快感があって気に入りました。キャラクターの動きもエフェクトもカッコいいです。弱攻撃と強攻撃の2スロットに武器を装備できるんですが、組み合わせ次第ではコンボも多彩です。敵からの攻撃をタイミングよく回避してカウンターをぶち込んだ瞬間はスカッとします。

 

クリア後のやり込み要素も結構豊富みたいですね。全エンディング解放すればストーリーの見方も変わるかもなので、もうちょいやり込んでみます。